ドクター田平の株「科学的」投資法 人気ランキング : 1054位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : 日本実業出版社
発売日 : 2006-08-31
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価格: ¥ 1,575
確かに、そのとおり。

割安、成長株を選定し、テクニカルに売買する。私的には大変納得できる取り組みです。

今ではなく、数年先の状態を見越した上で、割安かどうかを判断する。 バリュー系の投資本を見ると式の意味はそうなのだが、ピンと来ていませんでした。

当たり前といえば当たり前なのですが、まともに説明されると、なるほどですね。

テクニカルでは、限られたツールしか書かれていません。実際に取引をされている方の発言であることが分かります。 ましてや、この著者のサイクルで投資をされているならなおさらですね。

銘柄分析対象の選定をアナリストにアウトソースするとは。。。拍子抜け半分、確かに有効な方法だなぁと納得するの半分です。

全体を通して、あくせくしないが、積極的な株式投資と感じました。

プラクティカル

同じご職業のKAPPA氏の『東大卒医師が教える科学的「株」投資術』と比較すると初心者にもわかりやすく、ファンダのファクターに関する記載はよりシンプルで個々の読者による解釈の余地を残してあるように感じました。
その他目立つ違いは以下の点かと思いました。
・売買タイミングにテクニカル指標を参考にするところ。
・少子高齢化が進みインフレの恐れがある日本では、過去のデータと確率による未来分析には限界がある、としている。
医療の世界でも、エビデンスを集める母集団や期間、用いる統計手法などによって微妙に違いが出ます。今目の前の患者さんへのきめ細やかな対応を促すために、確信犯的に「EBM(Evidence-based medicine)はあまり好きではない」と公言する高名な医師も、まれながら存在しますし。
さらに例えるなら、KAPPA氏の著作は学術的側面が、こちらは臨床的側面が色濃いと感じます。どちらもお買い得な良著だと思います。

素晴らしい

色々な株の本を100冊以上読んできたが
my bestといえる本です。
非常に論理的にバリュー投資について解説しているだけでなく
その問題点や対処法も明確に述べている。
上昇相場だけでなく下降相場を生き延びてきた
深みを文章のいたるところから感じることができる。
おそらく初心者から中級者にとってこれ以上の本はないのではないか。
ただ、テクニカルのところが若干弱い気がする。

年2?4割を着実に積み重ねる王道投資法

FX投資では有名な人なので、株でもユニークな視点をもっているのではないかと思って読んでみましたが、「○億円とか○倍」といった派手なタイトルではない分、中身をしっかり書き込んでいる良心的な本ですね。
内容は銘柄の選び方から売買のタイミングまで、王道投資法です。バリュー投資が身上だけど値上がりするまでじっと待ち続けることにもどかしさを感じている、あるいは、テクニカル投資が身上だけど絶好の動きをなかなかとらえられない、といった人が読めば、投資の実力が一皮むけるのではないでしょうか。
「客観的な状況も省みず、夢のような大儲けを狙うから失敗する。平均して年2?4割も儲け続けられれば投資技術としてはベストであり、結果として倍増する年があるとすれば、それは相場の運によるものである」というのは至言です。
それにしてもスーパー高偏差値の人というのは、投資でも頭を目一杯使って隙がないですね。そんな人物が10年以上の投資経験をベースにまとめ上げたブレのない考え方、ノウハウは一読の価値ありだと思います。

波乱の相場にも対応できる骨太の一冊

ドクター田平さんの本は以前からよく読ませてもらってますが、今回も期待を裏切らない内容でした。とくに今回の本は、270ページにもわたって、自らの実践に基づいた、株投資で勝つための考え方と具体的な方法論がきっちり体系的に書かれており、「お手軽に儲けよう」本とは一線を画す、株投資の教科書にもなり得るものだと思います。投資手法は、資産や収益面からみたバリュー銘柄を選ぶというオーソドックスなものですが、テクニカル指標でタイミングをみて売買するというところがドクター田平さんならではですね。バリュー系の投資家の方は、テクニカルをバカにしている人が多いようですが、ドクター田平さんは、90年代の下げ相場のころから利益を上げ続けてこれたのはテクニカルも活用しているからだといいます。初心者にもわかるように優しく書いているところはいつもどおりですし、自らの体験とエビデンス(根拠)を軸に丁寧に説明しているところに、相変わらずの説得力があり、おすすめの本です。

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