インベストメント ハードラー
![]() |
“投資”という行為を、通常の考え方から別の目線に置き換えた目からウロコ本。 |
ワタシ、数字、全然ダメです。株のことも、金利のこともまったく分かりません。しかし!!為末大?アスリートの??30万が2000万に???なるほど、ビジョンがあれば、数字弱くても結果出せるんだ…。
もちろん、著者が数字に弱い、という意味ではなく、“投資”という行為を、通常の考え方から別の目線に置き換えた本書、発送の転換に目からウロコでした。
![]() |
色々考えさせられる |
著者の金銭に関する考えは「何々で何億」系の本とは根本的に違います。
一般のサラリーマンの人には、非常にしっくりする考え方ではないでしょうか。
特に投資と生涯をかけて打ち込む仕事についての、著者の考えに非常に共感できました。
若い人がデイトレなどの投資で楽して儲ける的な方向に走り出した時、日本はどうなってしまうのだろうと、考えさせられる本でもありました。
但し核心である発展途上国での投資は、やはり相当の知識、または知識のある知人がいないと難しいのではと思いました。
![]() |
一気に読んだ |
経済に興味がある人はもちろん、陸上を実際にやってる人、陸上が好きな人にも是非読んでいただきたい一冊だと思う。著者の生き方も垣間見ることができ、また、参考になることも多々あった。陸上競技は日本ではどちらかというとマイナーなスポーツではあるが、この一冊を読んで著者に共感し、陸上に興味をもつ人がどんどん増えていってくれたら嬉しいと思う。是非とも読んでいただきたい。
![]() |
日本唯一のプロ・ハードラーが考えるスポーツとお金 |
アスリートとお金の関係について、アスリート自身が語るというのはなかなか無い。
内容は、競技者・為末大の戦い、日本の競技スポーツとお金、投資についての彼の考え方について交互に語られるのだが、スポーツと投資のどちらか一方だけに関心のある人でも、最後まで興味を失わずに読めるだろう。
もちろん文章自体はプロの物書きのような巧みさはないのだけれど、彼の真摯さがよく表れた、魅力あるものになっている。昨今のデイトレ熱、日本人のお金に対する考え方にも一石を投じる。
![]() |
高い目的意志が共感できました |
日本語で言えば「投資する障害走者」ともいうべきだろうか。
自分の幼少時からの考え方や、陸上選手を通して出会った方々から感じ、そして学んだ「お金の在り方とは何なのか」とを、自らの本業である陸上競技と併せて語っている。
はっきり言うと、あまり脈絡はない。
幼少の頃から「お金とは何か」と意識していた話と、日本におけるプロの陸上競技選手の実態、対して生きるために見つけた投資。
・・・で、何が言いたいのだろう?
しかし、一気に読み込んだ。
日本ではまだまだ認められないが「俺は日本の陸上選手のプロ第1号だ!」という熱意・信念がジリジリと熱く心に訴えかけられたからだ。
それは投資もお金もすべては彼が「91.4cmの高さのハードル10台をいかにいつまで越えることが出来るのか」に向かっているのであり、真っ直ぐな生きる目的が明確に感じ取られたからである。
これからは為末大のように、物事に拘る強い意識と同時に、プロスポーツ選手としての短い人生で必要な事は何なのかを認識できる力が必要になるのでしょう。