中村 芳子
ネコでもわかる外貨投資入門の入門
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「FXまで」とあるが… |
「入門の入門」ということで、
外貨のしくみから各商品について基本を押さえた内容です。
本書で扱っているのは、主に以下の6つの金融商品です。
外貨預金・外貨MMF・外国債券・外貨建て保険・外国株・外貨FX
ただし、外貨FXについて書かれているのは8章の10ページ程度で、
実質全体の3分の1程度は外貨預金についての内容といえます。
本書が「入門の入門」ということだからかもしれませんが、
FXについてはリスクやデメリットばかりが強調されているようです。
しかし、個人的にはFXも十分選択肢の一つになると思います。
FXについて知りたい方はこの本の内容だけでは不足でしょう。
専門に扱う本が他にたくさんありますので、そちらを参考にした方がよいと思います。
ただし、外貨投資を何かやってみたいがどれがいいのだろう?という方への
外貨投資全般の入門書としてはよいと思います。