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株価は確かに回復した |
私は増田先生のこの本を読んで株式投資を始めました。丁度アメリカのイラク攻撃の直後だったのでどうなるかと心配してましたが、増田先生はアメリカはイラクの石油利権を狙って戦争をする、日本も結果としてその利益を得る、それが戦争特需につながり株価が上昇するとおっしゃっていたのでその説を信じて投資しました。一時株価は下落したものの戦闘終結後徐々に値上がりして回復し、始めてから約半年で利益を得ることが出来ました。株価だけを見ると日本の経済も底を打って回復に向かいつつあるようにも見えます。私としては実際に株式で利益を得たので少し有頂天になっているのも事実です。
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日本市場は本当に底打ちなの? |
経済の様々なカラクリについて述べている点は非常に分かりやすい(たとえば、不良債権処理が加速すれば日本は沈むだとか、世界的デフレの流れだとか)が、日本市場が底にきたかどうかは、はなはだ疑問。
それに、日本人の貯蓄がアメリカに狙われているという論は短絡的すぎないか。世界のマーケットの常識と日本がまだまだかけ離れているだけのように思うのだが。金利を上げれば国民の消費が上がると言うが、その前に企業がどんどん潰れ、そのたびに政府が公的資金を投入していたら貯蓄も保障されるかどうかあやしい。国債も暴落してしまうだろうし。
日本が再生しようという元気づけてくれる本だが、V字回復だと浮かれているとまた世界から足元をすくわれかねない。結論は「公共投資」と無責任なもの?!??が、読みやすいので星3つというところか。
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日本ってすごいじゃん |
この本に書かれてある国際金融や国際経済のことは、僕自身は正しいとか間違っているとか言える知識はまったくないのですが、日本がもっている金融資産(上手に生かされていないが)はとてつもなく強力なものであることを強く認識させてくれる本です。日本人が日本のポテンシャルに気づき、それを上手に顕在化させることができたらと思わせる一冊でした。
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なるほどとは思いますが・・ |
この人は、3年くらい前から日本復活と言い続けています。
毎年言っているとそりゃいつかは当たるでしょう。
内容はおもしろいですがそういう意味で3つです。